風の新年会

週末は近くの小諸で開かれた「風の新年会」なるイベントに、御代田仲間の前村さんに前日誘われて、同じく御代田仲間の内沼さんと一緒に乗り合わせてほぼ飛び入りで参加。企画したのはこのブログをはじめるきっかけのところでも書いた徳谷柿次郎さんたち。(柿次郎さんのブログにも早速書かれてる。)

温泉旅館をほぼ貸し切って、大広間で浴衣着てという昭和の宴会スタイルがとても新鮮。長野中心に全国から50人くらいの人が集まっていて、東京では出会えなかっただろう面白いことをやっている人とたくさん知り合えた。

宴会もとにかく楽しかったけど、前半は能登地震の支援で何ができるかを話したりもした。直接被災した輪島や珠洲と繋がりがある人も多く、柿次郎さんたちのやってるジモコロは過去の災害時にもメディアとしての取り組みを積極的にやっていたりということもあって、現状の共有もしながら、例えば珪藻土の一大産地らしい珠洲の七輪を使ったチャリティイベントの輪を広げていくといった具体的なアイデアも出てきた。

その後少し遅れてやってきた軽井沢「ほっちのロッヂ」の藤岡聡子さんからは被災地のさらにシビアな現実も教えてもらった。聡子さんたちをはじめいくつかの医療機関がチームを作って地震直後から現地に入って在宅医療や福祉介護が必要な人たちの支援にあたっていて、珠洲や輪島など被害が大きいエリアは本当にまだまだめちゃくちゃ大変な状況にあり、現地に入って帰ってくるスタッフのメンタルケアが必要になるような状況とのこと。高齢化や人口減少の最先端地域での災害。動けない人たちが残されている現状。

このフォームから支援出来るので微力ながら継続的に支援していけたらと思う。(支援すると日々現地からのレポートが届く。)

今後日本全体がますます高齢化し人口減少していく中での災害について改めて考えさせられたが、逆に少し外れれば被害の少なかったエリアは観光などで大打撃だったりもする。復興に向けた動きも同時に必要だ。

能登半島地震で何が出来るか会議のあとは、久しぶりに小倉ヒラクくんと話せたのもよかった。この前書いたことにも繋がるけど、ルールなき世界でのコミュニケーションはどうあるべきか、情報環世界再始動に向けてのテーマが見えてきた気がする。

大広間での宴会もいろんな出会いがあり。今年は米づくりをもう少し本格的にやろうとしていて(その話もここで書いていきたいが)、小諸で米づくりをしている清水さんにももっといろいろ話を聞きたいし、同じく小諸でお医者さんやりながら駅前でイタリアンバルを開こうとしている高桑さん、ザリガニで生計を立ててる?高橋さん、総務省から群馬県庁に来ていて社会的共通資本を語っていた田中さん、郡上からホラを吹きにきた?春樹さん(それぞれ紹介が雑ですいません、、ちなみに夏はこの会を郡上でやるらしい)などなど、御代田チームは泊まりじゃなかったのでちゃんと話せなかった人も多いけど、とにかくリアルな何かに関わっている面白い人たちがたくさんいるなあというのが印象的だった。

会場の菱野温泉常盤館も、規模感も、大広間とラウンジとカラオケルームの動線も絶妙でちょうどいい空間と空気感。結局話に夢中で温泉入り損ねたけど近いからまた行こう。

半ば強引に(笑)誘ってくれた前村さんに感謝。