信じる方が強い

息子とゲームの話をしていると、こちらが学びになることが多い。

先日も最近のゲームの話をしていたら息子曰く、マルチプレイのオンラインゲームをしていると、他のプレイヤーが味方か敵かわからないようなとき、向こうが友好的に振る舞ってくるから近づいていくと急に裏切って攻撃してくるプレイヤーがいるらしい。でもそんなことがあっても「裏切られることは常に考えに入れながらそれでも信じようとした方が強い」と言っていてなかなか深いなあと思った。

自分から裏切らないことが(倫理的に)正しいとかでもなく、盲目的に相手を信じるわけでもなく、常に警戒はしながらトータルで考えたら信じる方が強いという、経験に基づくリアリズムがそこにはある。まさにゲーム理論をゲームで学んでいるというか。

あれ、ところでゲーム理論ってそういうことだったっけ。ということでChatGPTに聞いてみた。

この文章には、ゲーム理論の概念を日常生活の一部として適用している面白い例が示されています。息子さんの言葉には、ゲーム理論の基本原則である「信頼と裏切り」のダイナミクスが反映されています。これは、「囚人のジレンマ」などでよく見られる状況と類似しています。ただし、文中で「裏切られることは常に考えに入れながらそれでも信じようとした方が強い」という部分は、ゲーム理論の一般的な解釈とは異なります。ゲーム理論では、相手の行動に基づいて最適な戦略を選択することが強調されますが、息子さんのアプローチは、繰り返し遭遇する相手に対して信頼を築くことの重要性を示しているようです。

息子さんの考え方は、長期的な視点での相互作用を重視する「反復ゲーム」の概念に近いかもしれません。反復ゲームでは、プレイヤーは何度も相互作用し、それぞれの行動が将来の行動に影響を与えるため、単一のゲームよりも信頼や協力の構築が重要になります。息子さんが言及しているのは、このような環境での信頼の構築と、裏切りを予期しつつも信頼関係を維持しようとする戦略の価値かもしれません。

なるほど。まあでも息子が何のゲームについて話してるのか、どんなルールのゲームかもう少し聞いてみないとわからないな。同じ相手との反復ゲームというわけではないようだし、何をもって「強い」と言ってたのかも改めてまた聞いてみよう。