年末年始はDIYに明け暮れていた。
(その1)https://www.instagram.com/p/C2CW53nSf5d/
(その2)https://www.instagram.com/p/C2C08GfSB9d/
(その3)https://www.instagram.com/p/C2C4x2DS3T3/
御代田に建てた家をエルデコに取材していただいたことがある。撮影だけでなく、設計をお願いした友人の建築家upsetters architects岡部さんと一緒に、編集者の山田泰巨さんに家づくりの話をさせてもらった。
https://www.instagram.com/p/CiPpFfnPvLh/
改めて読み返していたら、その記事のタイトルは
家づくりの余地を残し 暮らしに近いものづくりに挑む
新しい技術と自らの手でアップデートする家づくりとは
とあって、意識してなかったけどまさにそれやってるなあという感じがする。
元々子どもの頃から図工が好きで、東京に住んでいる時もいろいろつくったりしてはいたものの、長野に移住してまず扱う道具が変わった。
丸ノコやトリマーと言った東京のマンションでは流石に近所迷惑な本格的な電動工具が使えるようになると、出来ることが全然違ってくる。
そして今はYoutubeのおかげでいろんなノウハウも共有されていて、やろうと思えば自分でつくれるものは確実に増えている。
気に入ってよく自作している木口オークの突板も、よく見かける定番の仕上げだが、そもそも自分で出来るという発想がなかった。最初は御代田のクリエイターコミュニティの中でダイニングテーブルを家具屋さんにサイズオーダーしたという話から、選ぶじゃなく作る発想になり、さらにニセコ繋がりで知り合った小屋づくりを中心に活動されているyomogiya中村さんのYoutubeでやり方が紹介されていたりして、あれ自分でつくれるんだということに気付かされた。そういう発想でいろいろ調べるといろんなやり方が紹介されていてこれはなんとか出来そうだなとなっていく。
ちなみにyomogiyaさんのYoutube、動画も淡々と落ち着いていてわかりやすくとてもよい。手がけられる仕事も素敵。昨年夏ニセコに行った時は久しぶりに会いに行って小屋を見せてもらった。(いつか小屋も建てたい。。)
さて、人間不思議なもので、アスリートの世界で100m10秒で走れるとわかるとみんなどんどん10秒の壁を越え始めるみたいに、出来ることがわかると出来るようになるという部分がある。もちろん環境も含めてみんなが10秒で走れる訳ではないけど。
さらに言うと、仕事柄CADや3Dプリンターも扱えるので、すべて木工だけでなんとかすることに拘らず、穴あけの治具や細かいパーツはCADで設計して3Dプリンターでつくることもできる。まさに「新しい技術と自らの手で」という感じ。
ちなみに家づくりは2年住んでみても、こうしておけばよかったみたいなこともなくとてもとても満足している。それはまさに取材してもらった記事で書かれているように、自分でできることとのバランスを見極めながら、こちらも思ったことは何でも言い、でもその上でプロとしての提案を信じるという、建築家の岡部さんとお互いに信頼がある中でこそ出来たことだと思う。そんな人が近くにいたことや、その後の建築価格高騰などのタイミングもギリギリかわせたこととか、そういう縁やタイミングのおかげで、ほんとうにありがたいことだ。